リアルタイム感染者数及び感染者死者数MAP

このマップを日々観察してニュースを見ているとこれはパンデミックです。


結局、いまだ有効な治療薬はありません。

感染者数3/18現在では、全世界19万8000人となりました。

イタリアとイランは被害が大きく、

移動制限もかけられ、イタリアは感染者30,000人以上死者数2000人となり、

イラン感染者16、000人となりスペイン感染者11,000人、ドイツ9,000人、

韓国8,000人、フランス感染者7,500人、他増え続けています。

北部イタリア国内のおよそ25%にあたる1600万人の隔離処置も行いました。

アメリカでも470人のCOVID-19の感染者が確認され死者数21人となり非常事態宣言が出され、

外出禁止となりお店病院などクローズしました。

各国の様々な対応に追われています。

日本からの投降禁止になる国も増えてきました。

収束期間はいまだ分からず1年かかるとも言われています。

マスクの販売もいまだ商品陳列棚にはここ日本ではありません。

一際目立った台湾政府、エンジニア、各専門家各位、

コロナウィルス対策対応を紹介させていただきます。

2月初めまさにコロナウィルス急拡大が始まったころ、

オードリータン(唐鳳) がインターネットでマスク在庫マップを公開しました。

唐氏とは、35歳の時に閣僚となり

蔡英文の下でデジタル政務委員として4年間様々な仕事をしています。

そして今回のコロナウィルスで多数のエンジニアたちが

無償で協力しMASKMAPを公開しました。


GOOGLEMAPを駆使してすべての薬局が

地図上でクリックして調べられチェックできるようになっていて、

緑がマスク在庫に余裕がある色、

順次に黄色、赤、そして在庫ゼロは鼠色と色分けされています。

このマスクマップは一つではなく

100近くあり主にLINEとスマホアプリでダウンロードして見られるようになっていて、

更新頻度は30秒単位で更新されて在庫状況をチェックできるようになっています。

これには混乱と、混雑と買い占めと転売を防ぐ画期的なアイデアで、

まさに過去にSARSがあったこともあり、

しかしここまでの猛威を振るうウィルス感染、

パンデミックの経験は積んでないのにここまで

実践できるのは驚きとしか言いようがありません。

行動経済学、もしくはマクロ的動向を予測する知識がなければできないことでしょう。

これにはやはり頭脳明晰なオードリータンが主となっているからです。

最近ではこのマスクマップの韓国バージョンもできてより市民の安心を創り出し、

不安を和らげています。

台湾政府の感染予防対策

台湾の衛生福利部長の責任者の陳時中氏は今回のコロナウィルス拡大初期の1月下旬から毎日、

専門家も交えて記者会見を開き最新情報を市民に向けて説明しました。

2/10武漢市に住む台湾人361人をチャーター機に乗せ台湾に戻り、

陳氏は即空港に行き、徹夜で乗客の健康診断に立ち会いました。

陳氏はまだ1月12日新型肺炎コロナウィルスがまだメディアに注目されていない段階で2人の専門家を武漢市に派遣、

その報告を受け2/16に警戒レベルを引き上げた。

1/25にはすべての中国人を台湾に入ることを禁じました。

決断の速さと的確な判断です。

2/2には小学校、中学校、高校を2週間休校と決めました。

ここではただ唐突に決めるのではなく、

休校によって家で子供を見なければならない親たちが休暇を申請できるよう取り決めました。

企業がそれを拒否した場合処罰するように設定しました。

マスクマップだけではなく早い段階から検疫態勢を構築し、

入国税関データ保険データを組み合わせ感染拡大をしていました。

台湾政府が早期にマスクの実名制を実施しこれには政府、

民間有志、中華郵政、薬局スタッフ、

エンジニアの努力が感染拡大阻止とマスク不足にさせない運用ができました。

2013年に衛生福利部に導入された医療情報クラウド共有システムが、

データ管理の向上と蓄積をしてきました。

マスク実名制購入方法


これによりマスク実名制システムの運用が早期に実現できました。

国民健康保険の特約薬局と保健所に販売を限定し購入枚数制限をして、

重複購入を防ぎ偏った買い占めもできないようにしました。

これからはネットとコンビニでも実名制で買えるようになります。

対応のもう一つとして観覧ピーク時にサーバーが落ちないよう安定した稼働をするため

サーバーを20個増設しました。これで政府のマスク状況における基盤が構築されました。

そして無償で民間エンジニアたちが在庫状況、入荷情報、薬局電話番号、

営業時間、子供用、大人用、販売方法、1枚単位で細かく表示されるマスクマップを作り提供しました。

この民間の正確な情報と即時性は努力と団結の力賜物で、

政府と民間が一体となり協力し合い成し遂げられています。

薬局はオープンデータ化しだれでも利用できるようにして、

エンジニアはこれを利用してより正確な情報を公開し提供できるようになりました。

中華郵政も重要な役割でそれはマスクの配送です。

台湾に存在する24か所の工場から作られるマスクを台湾全土6500店舗に毎日、

配送する役割です。薬局スタッフの努力も貢献度は計り知れません。

マスクマップ

https://mask.pdis.nat.gov.tw/

デジタル法務大臣オードリータン氏の活躍


画像元:オードリータンtwitterより

そしてオードリータンは政府の情報を透明化させるg0v零時政府のハッカーで、

その経歴が買われ閣僚に任命されました。

ITに優れているとともにとても人間的な人物で、

ある雑誌にはこう答えています。

人を好きになるのは相手の心の価値に惹かれるかどうかが大事。

特定の身分、役割、ラベルは関係ないと言っています。

16歳の時にプログラミング言語パール6を開発しました。

オードリータンの徹底的な透明性という信念、理念、哲学があります。

政治家の考えがすべて市民が知り一緒に考えられることにより、

一個人一個人が国家の主人になれるというビジョンです。

オードリータン略歴:

オードリータンは15歳でIT企業を起業。

APPLE社やBenQの顧問でもありました。

それまでは政治とは接点がありませんでしたが台湾のひまわり学生運動がきっかけで、

3週間続いた政府との対話を求める学生の運動をネット中継と記録として残しました。

govzeroのメンバーは議会の内外をネットでつなぎ20の民間団体が人権、

労務、環境問題を話し合えるようにした。

昨日はここまで話をしたから今日はここから話をしようと建築的かつ合理的に話を進め、

4つの要求にまとめ立法院長はその要求にこたえました。

そこから公益の事業へと入り込んでいきます。

そしてオープンガバメントが採用され、

オードリータンは新入の公務員にオープンガバメントの働き方を教えています。

法案を討論できるvTaiwanというプラットフォームも作りました。

そして蔡英文が台湾史上初の女性大統領になりそこでオードリータンがIT法務大臣に抜擢され、

行政院長に条件を提示、行政院に限らず他の場所でも仕事ができること。

出張、会議、イベント、メディア、納税者とのやり取りは録音、録画し公開すること。

誰かに命じることも、命じられることもなく、フラットな立場からアドバイスを行うこと。

オードリータンは言います。台湾政府の為に働くのではなく、台湾政府と共に働くと。

オードリータンの思想:

地域経済分析システムの産業、教育、

人口密度などのデータでしっかりと裏付けのある証拠に基づいた地方創生の政策立案です。

台湾は社会とデジタルの連帯、

融合が柔軟で目を見張るものがあり

オードリータンが日本からも学ぶところがあるように日本も学ばなければなりません。

台湾では新技術を民主主義に応用する取り組みが積極的で盛んです。

社会はより健全でなくてはなりません。

オードリータンは言います。

デジタル技術の運用は必ずその背景、背後に哲学や価値観がある。

台湾社会は自由で国民一人一人の決定能力も高く、

故に社会はより健全であると。

そして人間がデジタルに合わせる必要はなく、

年齢によって使えるひとそうでない人を分けるのではなくデジタルが人間に近づけばよいと。

マスクマップと感染拡大阻止システム

オードリータンのマスク対策は、

マスクの転売、輸出、持ち出しを禁止する

マスク購入実名制、マスク在庫マップ公開、

デマ情報は1日以内にすべて対応する、

タクシー運転手やバス運転手に優先的にマスクが届くように求める情報を発信する、

ダイヤモンドプリンセスの乗客の下船した後の訪れた場所をすべて公開する

これをオードリータンは取り決めました。

蔡英文はTWITTERで台湾マスク工場に出向き励まし、

そのみんなの奮闘と努力を称え、その工場内の従業員、

工場宇内風景を動画でアップしています。

台湾はITテクノロジーと社会システムの応用に長けていますが、

インフラ面ではまだ発展途上段階で

オードリータンは日本のインフラに啓発され思考を広げています。

地方創生。再生を参考しています。

台湾でのマスク生産


1月の中旬に台湾政府がマスク輸出制限を行いましたが、

今でもマスクの品薄の状況となっております。

何故というか、以前、マスクの使用率に関して輸入品が多かったです。そして、輸入品の中、

90%は中国から輸入しました。

実際に台湾のマスクの生産工場は少ないです。

台湾政府の協力で生産効率が上がりましたが、

理想目標(1日2000万枚)を達成するまでまだ足りない数があります。

今回の事件で供給システムに対して見直しが必要だと考えます。

他国に頼りすぎた結果、品薄状態になり自国生産の重要性がわかりました。

そして、マスクの原料から作成まで国内生産ができます。

国内だけではなく、他国に協力するためマスクを大量に輸出できるように考えています。

まとめ

行政と民間の距離感、健全な社会を創る上で行政と国民は別のものでもなく、

別世界で生きてるわけではありません。

今回の新型肺炎コロナウィルス感染対策で

テクノロジーとデータを駆使して感染の対策にあたった

台湾政府の対応そして民間の努力はわかりました。

ほかの国も様々な対応、

補償など徹底してこの終息の目処が立たないパンデミックに対して行っています。

早急な対応と的確な判断と決定が感染拡大阻止ができるかどうかとなっています。