PM2,5とは

PM2.5ってテレビやラジオでよく耳にしますね

PM2.5という何か名前のような呼び名ですがこれは実はサイズの単位です。

PM2.5とはなんなのか、体にはよくないものなのか、どんな影響があるのか

春の始まりではテレビで良く花粉注意報、黄砂注意報、PM2.5注意報などの

注意喚起を促しています。

マスクのパッケージにもそれらの対策の有無が記載されています。

PM2.5とは、大気中浮遊している直径2.5㎛(マイクロメートル)以下の極めて小さな粒子。

その大きさの事です。別の言い方は、微小粒子状物質です。

その物質の成分はアンモニウム、ナトリウム、ケイ素、炭素、硝酸塩などです。

これは工場などから出た有害物質、危険物質です。

1㎛(マイクロメートル)は1mmの1/1000を表す単位です。

マスクなどのパッケージでよく目にするPFE(particle filtration efficiency)99%,

これは約0,1㎛の大きさの粒子を99%捕集できるという意味です。

毛髪は平均的におよそ70㎛、スギ花粉は30㎛です。

黄砂などは平均的に4㎛です。インフルエンザのウィルスやコロナウィルスなどは0,1㎛とされています。

PM (particulate matter)の大気汚染、人体の影響は特にアジアでは問題となっています。


PM2,5の人体への影響

PM2,5は非常に細かいため、体内に入った酸素を血液中に取り込む

気管すなわち肺胞に沈着してしまうPM2.5はマイクロファージ(体内の異物を認識して貧食する作用を持つ白血球の一種)

に捕食されたり、血管を通過し血液中に入り血液とともに全身に運ばれる。

これにより、気管支炎、肺炎などを誘発する可能性がある。

循環器系、免疫系への影響もあり、肺組織を通過した微粒子が、

血管や循環器に損傷を与えたり血小板や血液凝固系の活性化、

血管形成の誘導により血管狭窄性の病変である心筋梗塞、脳梗塞などを発症させる恐れがある。

免疫系に影響を及ぼした場合はアレルギー症状を悪化させたりマイクロファージの持つ殺菌能力を

低下させ感染抵抗性を落とすことがある。またはDNAを損傷しがん発生に寄与する可能性もあると

指摘を受けています。メカニズムに関しては解明されてない部分もまだ多いですが

環境と人体への影響は研究を含め多く実証されています。

PM2,5の発生メカニズムは物の燃焼など直排出される場合と

硫黄酸化物、窒素酸化物、揮発性有機化合物などのガス状大気汚染質が環境大気中の化学反応等に

よって粒子化する場合と2通りあります。

主な発生源は、ボイラー、焼却炉などのばい煙を発生する施設、発電所、石炭工房、コークス炉、鉱物の推積等の粉じんを

発生させる施設、自動車、船舶、航空機などがある。大気中には、さまざまな浮遊物質

エアロゾル)が存在するが、PM2.5やナノ粒子サイズの

有害性物質は体内に沈着する確率が極めて高く、健康への重大な影響があると強く懸念されています。

1993年にハーバード大学のドッケリー博士のグループが実施した{6都市の研究}という疫学調査によると、

PM2.5濃度と死亡率との間には高い相互関係があることが実証されている。

一方、世界のPM2.5・黄砂など環境問題対策

欧州でもPM2.5やディーゼル排気粒子についてドイツ、オランダ、フランス、イギリスなどを中心に研究が進められている。

国境を越えて広がる環境問題なため、当事者だけでは解決できる問題ではないので、

2013年には日中韓環境大臣会合が開催されて越境汚染対策などの共同声明がありました。技術支援では、

中国本土や周辺国に対する観測機器の提供、技術、研究者の派遣。ロシア、韓国、中国、モンゴルなど合わせ13か国が

参加しています。PM2.5は酸性雨発生の原因の一つでもあり各国の協力がとても重要です。

日本においては四日市ぜんそくや川崎公害訴訟、水俣病など公害で蓄積されたノウハウ、技術、人的リソースが豊富に

あるためこれらを生かせば汚染問題の解決につながります。PM2.5は肺胞領域まで到達して沈着する可能性が高いですので

万全な対策が必要です。

人為的起源と自然発生起源


人為起源ともう一つは、自然発生起源のものがある。

これらは火山排出物や黄砂などです。春になると、中国やモンゴルから偏西風にのって日本に黄砂がやってきます。

これは中国で起こっている砂漠化の影響で、森林伐採切り開きを土地開発を進めたことで起きています。

スギ花粉も開発により山を崩さないため、資源の為に大量に植えられています、皮肉なものです。

今年は黄砂現象が起きるとの発表があり、以前の前例を見ると黄砂が発生した年は、

小児喘息の患者が急増したとの報告もあります。実際性能の高いマスクで対応することも大切です。

推奨されているのは、N95マスク、DS2マスクです。私たちが取り扱う高性能マスクも

BFE,VFE、PFEともに99%の捕集効率がありますので、花粉対策、PM2,5対策、黄砂対策にお薦めです。